雑想つれづれ…

近況

言葉つれづれ

作者のココロ




もどる

←翌年 前年→

2013のわたくしごと


純粋音盤

 2013年が明けてしまいました。去年はほとんど更新できなかったなあ…あれをああしたら、これこうして等々、アイディアは枯れてもいないけれど、オーディオ的活動は多くの部分が脳内に留まり、自作からだいぶ遠のいてしまった感のする今日この頃。今年もペースは上がりそうにないですね…

 ところで、話題の(一部で?)100% pure LP、1枚だけ買ってみました(ウェス・モンゴメリーです)。今日日、単なる再発盤ではしょうがないので、こうした付加価値を盛って演出することになるのでしょうね。アナログファンとしてはレコードが新しく作られるというだけで喜ばしいことです。ちょっとお高いですが。

 

 音はなるほどなかなかいいです。しかし、この色を見ても個人的にはあんまり高級感というか、有り難味を感じないんですが…
 ああ、そうか、分かった。
 昔、家に「スーダラ節」とか「五万節」とかの入ったクレイジーキャッツのソノシート集があったんです。白い半透明のソノシートだったんだけど、あれと同じ色だわ。


ネタ未満のもろもろ

 思い返してみると、オーディオが完全に停滞していたわけでもありませんでした。昨年載せ損ねていたことをいくつか。

 スピーカーのネットワークの小変更。ミッドのハイパス用10μFをASCの平べったいのに替えました。金田師の教えでは、フィルムコンは巻きが均一に固くできる円筒形のものがよい、のですが、これは平たくてもけっこういいようです。例によってスチコンをパラにしてドーピング。写真の黄色いやつ、古いNECのものですが、0.062μFと、スチコンとしては大きなものです。

 それから、パワーアンプ、セレナーテが2台になりました。K式電流伝送を試みる時間を確保できないフラストレーションがこんな形になった(?)(^^;。
 左右それぞれ1台ずつ片chのみを使ってのモノラル使用を目論んで入手したものです。して、やってみると、これだけのことで力感と繊細感が大幅に向上。もちろん予想どおりセパレーション、立体感にも改善がありますが、むしろ音質的な変化のほうが大きく感じられたのが意外でした。いずれはBTLにしてみたいと思っていますが、そのためにはバランス出力できるプリが必要。その準備も進行中です、ゆっくりとですが。

 ところで、この2台目のセレナーテは中古を入手したのですが、ロットが2世代進んでいて、増幅部のほとんどの抵抗がタクマンREYからPRPに変わっていました。そのためか、この新しいほうが微妙に音が鮮やかに感じらるような気もしないではないのですが、初代と片chずつステレオで使っても特に違和感はないので、まあいいや、と。たぶん、せいぜいスピーカーの左右の個体差程度の違いなのでしょう。

 あと、フォノモーターの電池を金田式御用達のリチウムイオン充電池NP-F970互換品に替えました。制御アンプはバッテリーチェック回路の定数を変えた程度でほぼ今までのままです。これまで使ってきたパイオニアのポータブルDVDプレーヤー用ニッケル水素充電池からすれば、公称電圧については若干下がったことになるのですが、実際は似たようなもので、音はむしろよくなった感じ。気になっていた電池の保ちも倍以上に伸びたようで、これは期待を超えています。もっとも、安価な中華製ですので充電池の寿命そのものは期待しないほうがよいでしょう。
 古いニッ水も無駄にならず、QA550用に使って好結果を得ました。やはり電池電源のメリットがあります。へたっているので10日ほどしか保ちませんが、2個を交互に使えるのでそこそこ実用になっています。そういえば、いい加減QA550の改造記載せんとなあ…

2013.1


←翌年 前年→