たましいの帰り道
霊魂の館
水波霊魂学早わかり

第十三章

          
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ある有名な方がある人を霊視した時、その人の父親がまだ生きているのに、死んでいる、と言ったそうです。これは偽物の証明になりますか?

その霊能力者がどのように反論したか次第です。

霊能力というものも、その人のテクニックによっては、ミスは多くなります。
 
たとえば、相談者の右側にビジョンが見えたら死んでいる人、左は生きている人、と背後の霊魂と約束しているという霊能力者がいた場合は、右側に見えたら死んでいる人と判断します。ですが、背後の霊魂がミスをすれば、外れてしまいます。
 
その場合は、単なるミスですから偽物とは言えません。

ですから、どのような反論をされたのかによって、ミスなのか、偽物なのかを判断するしかありません。

簡単に偽物とは言えませんね?

霊能力者も、霊媒も、ミスは付き物です。

時々、潜入捜査のようにして、霊能力者の偽物を暴こうとされる人がいますが、これは問題があります。

霊能力者もただの人間ですから、相談者の誘導で先入観念を持てば、必ず間違えます。相談者が、母は死んだ、と推定されるような会話をしていれば、霊能力者も背後の霊魂もそのつもりで判定するからです。

霊的な事は別の世界の事ですから、ミスが多いことを前提にしなければなりません。


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