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2006のわたくしごと


続ああ不調

 10月頃までは順調に回復に向かっていた腰の具合、このまますっかりよくなるのかなと思ったら、それ以降はぴたり頭打ち。朝はまだいいのですが、職場に一日いて夕方くらいになるとやっぱり疲れが出るのでしょう、椅子から立ち上がるなどちょっとした動作の際に、腰にビビッと痛みが走って一瞬固まってしまいます。休日家でゴロゴロしていると大丈夫ですから、たぶん片道40kmほどの通勤のクルマの運転がこたえているのでしょう。
 というわけで、また重厚長大オーディオに向かわない理由がひとつできたなあ…

 ところで、またしばらく更新がお留守になっておりますが、まったく変化がないわけでもなく、ちびちびとは活動しております。と言ってもやっぱりごくささやかですけど(^^;。まあ今年度いっぱいはこんな調子でしょう。

 で、変化のひとつはスピーカー周りの様子です。以前本コンテンツのほうで位置合わせの好適ポイントを見つけた旨報告した中高音のホーン部分ですが、全体に55mmばかり前進することになりました(写真)。やっぱりウーファーの振動板位置も、なるべく中高音のそれに近い位置に持って行ったほうが音がよいのでした。
 この程度ではまだ振動板位置はきちんと揃っていないのですが、現実的に無理のない範囲でせいいっぱいのところです。これでも以前よりはずっと充実した豊かな音に聞こえます。クロス周波数の1波長ぶんずれた状態に近いよりは、半波長離れていても振動板位置が近いほうがよさそうな印象なのです。

 ストイックに聴こうと思ったら、スピーカーの前1mの位置に正座すると、パイオニアのあれみたいに耳からウーファーまでの距離がちょうどトゥイーターやスコーカーまでと同程度となります。この体勢で目を閉じて録音のよいレコードを聴くと、実に鮮やかに聞こえるんですね。ずいぶんスピーカーに近いのに、音源位置が散らかっていることがまったく気になりません。バスレフっぽい低音の質感を除けば、まるで頭部に荷重を感じないコンデンサー型ヘッドホンで聴いているみたい。


 ところでこの写真、レコードをかけているところなのですが、いつもの球プリは休眠中です。働いているのはホーンの陰の細長い箱(^^)。これについては別頁を設けて報告したいと思っています。年内にはちと無理だなあ…

2006.12


ああ不調

 8月の半分は想定外の夏休みでした。でも何もできなかった。2週間ばかり横になって過ごしました。いや、椎間板ヘルニアだったもので(トホホ…)
 かろうじて歩くことはできたので手術はせず、注射と痛み止め等の飲み薬でそこそこ回復しましたから、まあそう重いほうではないのでしょう。でも、まだ右足にしびれと痛みが少し残っています。

 球プリを、ちょっと思いついたことがあって小改造しましたら、不思議なもので作業中は足のしびれのことは全く忘れていました。是枝さんが、脳梗塞を患った後、アンプ作りがリハビリになった、と書かれていましたっけ。

 で、できる工作というのはちょっとしたことだけで、長い時間を要するような製作にはなかなか取りかかる余裕がありません。やりたいことはいろいろ溜まってきているのですが。ひとつはこいれらいにしえの振幅比例型カートリッジの音を聴いてみること。EQアンプの回路図だけはできているんだけど…時間よりは気合いかも。


またも、ご冥福を

 シュヴァルツコップさんの訃報を聞いてほどなくヴァルナイさんも。どうも今年は…


2006.9


言い訳

 どうも今年度はいろんな仕事が押し寄せてきてしまい、休日すらもなかなか自分の時間にならない状況ゆえ、新規の製作にも手が付けられず、必然的に我がサイトの更新も滞りっ放しです。カウンターの数字だけが増えていくのを見るにつけ、たびたび当サイトを訪問いただいている皆様に対しては非常に申し訳ない思いをしておるのですが、ご容赦くださいm(__)m。

 忙中閑あり、で中古レコード漁りは相変わらず続けておりますが(^^;、聴くヒマのほうはあまりありません。疲れて帰って、レコードを片面聴くのがやっと。でも、これはよいストレス解消になります。私の場合、リ○ビタンDの類よりはよっぽど効いてるかも。

2006.5


福音あり(^^)

 2006年の年明け早々、わがターンテーブルシステムはまた一段と音質が向上しました。それというのもひとえにkontonさん発案による位相制御信号の新サンプリング法のおかげです。まさに福「音」。この機会に制御回路について、kontonさんのサイトも眺めながら、改めて私なりに考えたことをまとめてみようと試みておりますが、特に図版の準備に手間取って遅々としてはかどりません。なにしろ音がよくなったせいで、レコードを聴いたり探し求めたりにいよいよ忙しい、ということがいちばん大きいのですが。



ちょっとヘン? 

 で、うちのターンテーブルなんですが、今こんなことになっています。

 なんじゃいこれは、な風情ですが、このところ少しずつ買ってみているEP盤をしっかりホールドするための小細工なのでした。AT666にEP盤を載せると、まあ音は特に問題なく出るのではありますが、レーベル部分より薄い音溝部分が完全に浮いてしまった状態になるのが今ひとつ面白くないよなあ、というわけで。

 白い放射状の部分は厚さが1.5mmほどのセーム革です。便箋セットに台紙として入っていた紺色の紙を、外径170mm,内径122mmの輪っかに切り出して、定規とコンパスで円周を10等分(なかなかピッタリ行かない)、両面テープでセーム革を貼り付けただけのお手軽なものです。何ゆえ10かというと、4の倍数や6の倍数よりは盤が共振し難いんではなかろうか、と。素数の11や13ならもっとよさそうですが、定規とコンパスでは作図できません。
 紺色紙の土台部分はそのままではAT666のなめらかなジュラルミンプレート部の上を滑りまくりなので、「きれいにはがせる仮止めタイプ」の両面テープを用いてセーム革の間になる部分の裏側5箇所で止めています。
 これでEP盤がしっかりホールドできるようになり、音も安定感を増したようです(気のせい?(^^;)。しかもこのままでLPの音に悪さをすることもありません。ちょっとした思い付きから、そこらにあったものを使ってチョチョイのチョイでやっつけてしまった工作ですが、とりあえずなかなか有効のようです。



CDはラクに聴く

 ポータブルCDプレーヤーD-EJ800に続いて、下位機種D-EJ700の中古品を入手してしまいました。800との機能的な違いは、光デジタル出力とリモコン液晶部のバックライトが省略されていること。あと充電用のドックが付属せず、ACアダプターを直接本体に繋いで充電する仕様であること。
 リモコンが塗装のない黒のプラスチックそのままであったり、本体のフタの裏に補強のリブがなかったりと、仕上げや構造の面でも800より一層ローコスト化されていて、いかにも下位機然としているのですが、装備の簡素化の功徳なのか、聴いてみるとこちらのほうがむしろ音がよいように感じます。DACを外付けしたいというのでなければこちらがいいですね。もっとも既に製造終了ですが。

 もちろん(?)、電源は付属のスイッチング方式のACアダプターではなく電池を使っていますが、外付けのオキシライド単3で動かすといよいよイイ感じです。
 嫌味のない音が気に入って、このところX5000の出番がほとんどありません。電源に凝ったり徹底的に振動対策などをしてみるのも面白そうです。改造用にもう1台買おうかな。


ご冥福をお祈りします

 今月はビルギット・ニルソンさんの訃報がありましたね。この人が歌ったものをこのごろよく聴いていたので、私にはちょっとした事件でした。もっとも、まだ存命であったことを知らなかったのではありますが(爆)。
 写真は「トリスタンとイゾルデ」の抜粋。キングのSLBナンバーの初期盤です。この時代のレコードは厚くて重くて“いいモノ感”に溢れています。


2006.1