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そうなのです。何教でも構わないのです。
たとえば、政治の世界です。
「国会議員は悪い事ばかりしていて信用できない。各政党は、結局、自分の都合で動く。権力争いばかりしている。」
こうした声をよく聞きます。そして、それはおおむね正しい指摘でしょう。ですが、それでも、より正しい政府を作らねばなりません。
もしも、政府がどこかの国と戦争をしようとしたらどうでしょうか。困るのは国民です。自分の国から仕掛けなくても、どこかの国が攻めて来たらどうでしょう。
賢い政府が必要です。
現状の政治や政党がどんなに悪くても、政府は必要なのです。つまり、より正しい政府を作る事を目指すしかないのです。
人間のする事に完全はありません。それは、政治でも宗教でも同じです。時には失敗もあります。理念がどれだけ立派でも、実行するのは生身の人間なのですから。
私達は未熟で失敗を重ねる事はあっても、それでも力を合わせて、より高級な力を降ろし得る団体を作る努力を皆がしなければならない、と考えているのです。
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