水波霊魂学

たましいの帰り道

霊魂の館
水波霊魂学早わかり

みずば霊魂学 早わかり

第二十一章

          
4
では、宗教はやはり危険なのですね?

そうです。

神や仏が実在すると考える人達にとって、「ない」と考える人達が作る法律は正しくありません。                     

たとえば、相続です。ある宗教から見れば、兄弟に公平に権利があるという法律よりも、神棚や仏壇を守る人を優先したいかもしれません。また、結婚によらない子を戒律に反するとする宗教は、当然、その子を他の子と同じだとは見なしません。

つまり、各宗教の信者達は間違った法律の中で生きている事になるのです。

ですから、そうした間違いを正そうとすれば、民主主義国家では数を集めるしかありませんが、神を信じない人が多い国では無理なのです。その上、各宗教は、皆同じ考えではありませんから、何としても神の教えを守る国家にしようと思えば、反社会的な行動しかなくなるのです。

その考えがその人達にとっての正義なのですから、仮に法律に違反していても、何ら恥じる事はないのです。

つまり、真面目に信仰する宗教は、反社会的になりやすい面を持っているのです。そして、熱心であればあるほど、過激になりやすいのです。世の中では、そうした団体をカルトと呼ぶのです。

戻る  次へ