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(01.03.22)









 心を鍛えるには努力がいります。

 様々な苦悩を乗り越えて、心は強くなるのだと思います。

 ですが、その苦悩があまりに大きい時、心は修行するというよりも、潰れてしまいそうになります。

 ですから、心の修行は、ともすると、危ないことだと思うのです。

 たとえば・・・。

 体を鍛えるという運動部は、本格的な部ほど、しごきがあったり、怪我があったりします。その上、試合になると勝とうとするあまり、無茶をしたりもします。

 運動は、適度にやっていれば健康に良いのに、過度にやると、かえって体を壊す人が見られます。

 同じように、心の修行も適度に行なえば、心が強くなるのでしょうが、過度の苦しみや我慢は、心をかえって不安定にしたり、ストレスを生んだりするように思えます。 

 かといって、楽ばかりでは、心の弱い人間ができるように思えます。

 そこで考えました。人生にはどうせ悩みが付いて回ります。

 それならば、自分にとって何が一番大切なのかを考えて、それについては真剣に悩み、自分なりに精一杯悩んで解決を試みよう、そして、それ以外のことは、それほど気にせずに心を楽にしょう、と。

 私も今のところ、人並みの人間として生きているように思います。

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