心を鍛えるには努力がいります。
様々な苦悩を乗り越えて、心は強くなるのだと思います。
ですが、その苦悩があまりに大きい時、心は修行するというよりも、潰れてしまいそうになります。
ですから、心の修行は、ともすると、危ないことだと思うのです。
たとえば・・・。
体を鍛えるという運動部は、本格的な部ほど、しごきがあったり、怪我があったりします。その上、試合になると勝とうとするあまり、無茶をしたりもします。
運動は、適度にやっていれば健康に良いのに、過度にやると、かえって体を壊す人が見られます。
同じように、心の修行も適度に行なえば、心が強くなるのでしょうが、過度の苦しみや我慢は、心をかえって不安定にしたり、ストレスを生んだりするように思えます。
かといって、楽ばかりでは、心の弱い人間ができるように思えます。
そこで考えました。人生にはどうせ悩みが付いて回ります。
それならば、自分にとって何が一番大切なのかを考えて、それについては真剣に悩み、自分なりに精一杯悩んで解決を試みよう、そして、それ以外のことは、それほど気にせずに心を楽にしょう、と。
私も今のところ、人並みの人間として生きているように思います。
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