私たちは一日中、心を酷使しています。そして、それは毎日続きます。会社や学校のように休みというものがありません。
体も同じです。けれども、体は疲れてくると信号を出します。肝臓も胃も腸も、酷使すると、病気という名前で休息を迫って来るのです。
ところが心は休めません。心臓と同じで休む事ができないのです。心臓が休む時は‘この世とのお別れ’です。ですから、心臓は体の中では一番大事な部分とも言えるのでしょう。
さて、心にも休息をあげたらどうでしょう。いつもいつも働きどおしでは、そのうち、病気になってしまいます。やはり、時々休ませてあげたいものです。
では、どうしたら、心を休めることができるのでしょうか。スポーツをしたり、ハイキングをしたり、楽しいことをしたらどうでしょう。
ですが、心が本当に辛い時はそれでもなかなか元気になれません。そんな時でも心はやっぱり休まずに働いています。
それなら、何も考えずにいたらどうでしょう。
やっぱり駄目でした。私たちは偉い禅僧ではありません。とても無心になどなれません。やっぱり、心はいつも何か動いています。
そんな時、私はこう思いました。
「どうせ休めないんだったら、いつも褒めてあげよう。」
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