私たちは学校で算数や国語を勉強します。それなのになぜか、心を勉強しません。
大学まで行って心理学などの難しい学問を学ぶ人達は別として、その他の人達は、大人になるまで、心についてはほとんど何も習わないのではないでしょうか。
学校で心を語るのはせいぜい道徳の授業だけで、人間の心をテーマにした授業はないように思います。
中学生にもなれば、恋愛についても真面目に勉強すべきですし、困った時、苦しい時、どうすれば心が楽になるのか、そういった、思春期にどうしても必要なことさえ、なぜか、授業では教われないのです。どうしてなのでしょうか。
私は「心の学校」が必要だと思うのでした。
恋愛に傷ついた時、同年代の友達ではなく、先輩である大人のアドバイスもあって良いのではないでしょうか。親には言いにくいことも他人には言えるかもしれません。
もし、仮に「心の学校」ができたら、大勢の子供たち、いいえ、大勢の人々の心が救われる、そんな気がしたのでした。
そこで、私は言いたいのです。
「英語よりも数学よりも、大切なことは、自殺したいほどに悩むことへの答え、その答えに違いない。」と。
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