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そうですね。
欲がないと、生きる元気も努力する気力も沸いてきません。
ですが、欲ばかりではいつか心が病んでしまいます。
霊魂学では、そんな人間の現実を見つめ、人は欲を持って生きるのではあるけれども、更に大きな欲として、霊的生命体としての人生を考えるのです。
霊的な進歩や霊的な価値を考えるようになりますと、人が生きる上での多少の失敗はそれほどのストレスにはなりません。もっと大事な事があるからです。
幸福感というものは主観的な要素が大きいものです。地位があっても、その地位を脅かされて戦々恐々としている人もいれば、地位などなくても楽しんでいる人もいます。
この世の幸福は客観的な尺度では計ることができないものなのです。
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