水波霊魂学

たましいの帰り道
霊魂の館
水波霊魂学早わかり

第十六章

          
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霊的な世界には偽物が大勢います。特にインチキ霊能力者に騙された、と言う方が大勢います。どうすればインチキ霊能者はいなくなるのでしょうか?

まずは、霊能力者について知っておくべきでしょう。
れいのうりょくしゃって? 参照)

霊能力者と一口に言いましても、様々です。

霊能力など全くないのに、商売として看板を上げる人もいます。これは単なる詐欺師です。霊魂を信じない方々は皆、詐欺師だと思っていらっしゃることでしょう。

ですが、実際にはそうではありません。少なくとも本人は、霊能力がある、と思っていらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。ですが、依頼者の求めに応じるだけの力量がない人もいらっしゃいます。また、分からない事を聞かれると、それをカバーするために嘘をついてしまい、後からその嘘がばれてしまう人もいます。

霊能力者というよりも精神病患者というような人もいらっしゃいます。

霊能力は本物なのですが、性格が実に悪く、人を見て値段を釣り上げる人もいらっしゃいます。

とにかくいろいろなタイプの人がいらっしゃいますので、この問題を簡単には語れないのです。

では、インチキ霊能力者とレッテルを張られた方でも必ずしもそうではない場合もありうるのですか?

はい、あります。

たとえば、本当に霊魂がかかってしゃべるという方がいらっしゃったとします。

霊能力者の方は霊魂のお告げをそのまま伝えて満足されましたが、その霊魂の技術不足により、明らかに的を外したという場合があります。

そうした霊能力者の方は、インチキ、と呼ばれてしまう場合がありますが、本人は決してそう思ってはいらっしゃいません。

また、病気の治療について相談した方がいたとします。霊能力者は、これなら治せる、と思って所定の料金を受け取り、祈祷なり、霊的な技なりをなさったとします。その場合、やってみたら治らなかった、ということは当然あります。

医師ではありませんので、やってみなければわからない、という部分もあるのです。

相談者にしてみれば、いかにも治りそうなことを言っておきながら騙された、ということになってしまいます。ですが、霊能力者にしてみれば、そんなつもりは毛頭なかった、という場合があります。

同じようなケースで、治せることは全くない、と知っていながら、うまく誘導して大金を使わせる人もいます。

偽物、あるいはインチキというのであれば、このような人達はインチキ、または偽物と言えます。ですが、自分ではきちんと霊能力を行使しているつもりでも、相談者から見ればインチキだったと言われてしまうケースも多々あるのです。

したがいまして、そうした線引きは実に難しいと言えます。


では、霊能者が本物でも、偽物と言われてしまう場合もあるのですね?

もちろんあります。

たとえば、相談者が霊的な世界に対する考え方をしっかりと持っていらっしゃたとします。

困ったことが起きたので、霊能力者に相談したところ、自分の考え方とずいぶんとかけ離れた回答が来たとします。
そうした場合、相談者の方は、この霊能力者は偽物だ、と断言なさることになります。

ですが、霊能力者の方にしてみると、相談者の霊魂知識が間違っているのです。

つまり、この場合は、相談者が自分の考えと一致しない霊能力者に頼むのは適切ではなかったと言えましょう。

また、霊能力者の発言を相談者がうまく理解していないというケースもあります。
その場合は、当然、霊能力者は誤解されてしまいます。

更には、相談者があまりにもしつこいので、追い返す意味で、一億円持って来い、と言ったという場合、あとで第三者から指摘されますと、確かにそう言った、ということになり大騒ぎになります。

つまり、霊能力者は初めから自分が偽物であると自覚している場合は詐欺ですが、本物だと思っている方の場合、様々なトラブルが起こりうるのです。

霊能力者の方に相談する方はそうした事を十二分に頭に入れておいた方が良いと思われます。

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