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では、他者に愛ある行為をする事が霊的な進歩と直結しないのはなぜですか? |
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取引にすぎないからです。
つまり、神様から誰かに善い事をすれば願いを叶えてやる、と言われたようなものだからです。行為自体は愛の行為でも、本心は、自己の利益のための神様との取引にすぎないからです。
もしも、何の御利益も得られないのであれば、その人は他者に愛ある行為をしません。これでは、霊的な進歩にはなりません。
愛が本心から、心の内面から、沸いて来るのであれば、意識全体の変化に繋がり、それが霊的な進歩にもなるのです。
誰かに言われて行なう、あるいは、そうあるべきだから行なうというのは、社会では善い事ですが、霊的な進歩にまでは至らないという事なのです。
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まずは、行動からという事では駄目ですか? |
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それでも良いでしょう。社会人としては善い事なのですから。
ただし、それだけでは意識全体の進歩には至りませんので、霊的な進歩にまでは繋がらないということです。
しかし、霊的な進歩にはならなくても、善い事は善い事です。
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それでは、単なる倫理ですね? |
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はい、そうです。
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