たましいの帰り道
霊魂の館
水波霊魂学早わかり

第十二章

          
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水波霊魂学では、人は他界後、善人と悪人で住む世界が違うのではなく、霊的身体の質で決まる、と言っていますが、そういう意味なのですか?

その通りです。

死後の世界は霊的身体(幽体)のレベルで住む世界が決まるのです。表面の心で決まるのではありません。

ですから、善なる行為をしたとか、悪い事をしたとか、そうした事とは関係がないのです。

それはわかりました。 でも、悪い事をしたのに上の世界に行けるというのは、どうもしっくりしません。

そうですね。

実際には、そんなに簡単ではありません。 たとえば、悪い事をして被害者から強く恨まれたりしますと、幽体に深い傷ができて下の世界に落ちてしまう方がいらっしゃいます。 やはり、悪い事はしない方がよさそうです。

でも、悪い事をしても見つからない人もいます。不公平だと思いませんか?

霊魂の世界の法則はこの世の人達の思いや理想とは何の関係もありません。

物質世界の法則も同じです。石は下に落ち、水は下に流れます。 たとえ善人が下にいても、石が落ちて来れば死んでしまうのです。人々の思いと法則は何の関係もありません。

そうではなく、人はまず法則を知り、その上で、自分はどうすべきかを考えるべきなのです。


死後、下の世界に入りたくなかったら、善い事をするのではなく、霊的トレーニングをするしかないのですか?

そんなことはありません。

世界中の宗教施設や霊的施設に高級な力が降りるのであれば、霊的トレーニングを行なうほどではありませんが、そこで霊的な栄養を得ることも出来るのです。

現状では、そうした所はなかなか見つかりませんので、何とか当会が頑張らなければと思っております。



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