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上の世界に住む霊魂の意識が高いからです。
霊魂は上へ行けば行くほど意識も高いのです。そのために、心が立派になれば誰でも上に行けると単純に発想してしまうのでしょう。
ですが、実際はそんなに簡単ではないようです。
霊魂の世界の進歩というものは物質の世界とはまるで違っているようです。たとえば、意識が高い霊魂方が、下の世界へ救済に行かれることがあるそうです。
その際、霊的身体の性質が高すぎると下の世界には適応できず、そこにとどまることができません。そのため、霊的身体が穢れ、質が下がっても、下の世界へ降りて行く事になります。その結果、霊力は低下するそうですが、心の美しい霊魂方はそうした活動もなさっていらっしゃるようです。つまり、心は綺麗でも身体を穢し、行く先の世界に適応させるという事をなさるのです。
心は美しくても下の世界には入り得るのですが、幽体は穢れますし、霊力もずいぶんと落ちますので、自分を表現する能力も数段下がるそうです。それでも、救える霊魂がいるならば活動したい、という霊魂方がいらっしゃるとの事です。
大事なのは幽体のレベルなのです。
更に高貴な世界では、別の霊的身体を使用することになります。
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