たましいの帰り道
霊魂の館





          
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では、具体的には、霊魂や霊的なものからどのような影響を受けるのでしょうか。


いろいろな影響があります。実に人生のほとんどの事に霊魂や霊的なものの影響が及んでいるのです。


霊魂に憑かれていなくても、影響を受けるのですか。

もちろんです。

特定の霊魂が干渉して来る人もいますが、そうでなくても、人は霊魂の影響を受けています。実際には、ほとんどの人が影響を受けているのですが、それに気付かないだけなのです。


そうした話を聞くと怖くて眠れなくなってしまいます。

霊魂というから怖いのです。

では、幽気(水波霊魂学の用語で幽的な気の事)の話をしましょう。人間の肉体は空気を吸って生きています。そして、それと同時に、人間の幽体は幽気をも吸っていたのです。

幽気というのは、霊魂の世界の空気のようなものだと考えてください。人間は死後、肉体が消えます。その後は幽体という霊的な身体で生活するのです。その霊的な身体は、この世に生きていた時に肉体と重なっていたのです。その幽体は幽気を吸収していたのです。

少し難しくなりますが、大事なところです。幽体は肉体同様、大事な身体です。身体は健全が一番です。不健全では充分な活動ができません。ですから、肉体と同じく、幽体の健康も大事だったのです。そうでなければ、死後の世界で困ってしまうのです。

ですが、実はこの世に生きている時にも幽体は大事だったのです。たとえば、排気ガスを毎日吸っていると肉体は病気になってしまいます。同様に幽体も、汚い幽気を毎日吸っていると不健全になってしまうのです。

幽体からは『幽体オーラ』という光のようなものが出ているのですが、幽体が不健全になると、幽体オーラは出にくくなってしまうのです。それから先は難しくなりますので省略させていただきます。

幽体が不健全になりますと、死後の世界ではもちろん困りますが、この世にいる間には、幽体オーラが出ないために善い霊魂の影響を受けにくくなります。すると、あちらこちらにある性質の善くない幽気が幽体に付着してしまうことがあります。また、幽体が弱くなりますと、水波霊魂学で『間気(かんき)』と呼ぶ気が少なくなることもあります。その場合は、肉体が病気や怪我をしやすくなることがあります。

つまり、悪い霊魂に憑かれたりしていなくても、日々、吸っている幽気が汚いだけで、結果として、人生に悪い影響が出る事があるのです。これは水波霊魂学が登場したことによって明らかになりました。


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