1、苦しい時
人は心が苦しい時、そしてどうしようもなく悲しい時、どうやって自分を保つのでしょうか。
人によっては、お酒を浴びるほど飲むという人もいるでしょう。また、女性の場合は、好きなお菓子を食べ続けるという人もいるようです。
どちらにしても、それで解決するのなら、それは、まだ、それほど重い悩みではないように思います。会社で上司に怒られたということなら、一晩飲んで騒いで、気分転換すれば、心が晴れる人もいるでしょう。ですが、もっと深い悩みの場合は、そうも行きません。
愛する人、大切な人を失った苦しみなどは、酔いが覚めれば再び辛い現実と向き合わねばなりません。
人が真に苦しい時、その苦しみの原因が努力で取り払えるものならば、人は努力しなければなりません。ですが、すでに、どう努力しようもない事である時、人はただ、涙を流すしかありません。
そのまま、立ち直れない人も大勢います。
宗教関係以外の人であっても、「救い」という事について普段から考えていなければ、そう思うのでした。
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