それはあたかも動物が人間に進化したがごとしである。
 なぜなら、
仮に死後の世界がある時、
地上での生活は、霊魂としての人生にとっては、
赤ちゃんの時期程度の長さにすぎないからである。
それを考えれば、
赤ちゃんが大人になるように、
人の心は死後の世界に入ってからも成長する。
 肉体を脱ぎ捨てて、霊魂の身体に変化する。
それはまるで蛹が成虫になるがごとしである。

 身体の変化は魂を変化させる。
それは、身体に応じた意識があるからである。



 
解説          
 
 
人は死ぬ時に肉体を捨てます。ということは、もう肉体の脳は使いません。それは、意識にとって、肉体の脳を使わない別の形での表現への変化となります。

 人はおそらく、地上ではまだ成虫になっていないのだと思います。


 
010508

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