(01.05.29)
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Q. |
霊的な進歩というのは、どんなことを言うのですか?
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A. |
大きく言えば、たましいという巨大な意識体の進歩であるが、そこまで考えず、小さく言えば、地上に生きる人間の意識とも言える、いくつかの意識の進歩である。
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Q. |
いくつかの意識といいますと・・・。
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A. |
いわゆる無意識は、地上に生まれてからその時点に至るまでの、たくさんの経験の中で、忘れてしまった記憶や感情などを考える。
また、学者によっては、「集合的無意識」などというように、一個の人間を超えた意識を指摘する方もいる。
いずれにせよ、そうした心理的な考え方は、肉体の脳にその意識の所在を求めるために、より深い意識については考察できにくい。
霊魂の実在を前提とする場合は、根本的に見方が異なる。
つまり、肉体とは別に、霊魂の世界に入ってから使用する身体としての幽体と、その脳があるとするためである。地上の人間は肉体の脳だけでなく、幽体という霊的な身体の脳も持っている、と霊魂学は主張する。
そうした霊的な身体にも意識があり、それが人間であると考えるため、それらトータルな進歩を霊的な進歩と言うのである。
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解説
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死後の世界がもしも、実在していたとすると、その世界で生きるための身体が必要になります。霊魂学や、心霊的な学問では、それを「幽体」と言っています。
そのような身体をも含めて考えなければ、人間の意識は分からないようです。
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