(01.05.01)
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Q. |
心の進歩に段階をつける考え方がありますが?
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A. |
それは、地上では通用するが霊魂の世界で長く生きる生命体の進歩という広い観点からは意味がない。
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Q. |
どういう事ですか。
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A. |
仮に大変に短気な人がいたとする。この人は地上ではあまり心が進歩した人とは扱われない。段階を付ければ、最初の一段目だと言われるかもしれない。
しかし、そうした気性は単に魂の表面の一性質にすぎず、心の表現の一部にすぎない。
短気を出して喧嘩ばかりしていては、善くない事は言うまでもない。ただし、人間の心はもっと大きいものである。他にもいろいろな面がある。それらの総合的な人格が人間の表面意識である。
したがって、喧嘩はするが、本心は愛で満ちているかもしれない。いや、だからこそ、弱い者いじめを許せなかったり、あるいは、見て見ぬふりをする人達とは違い、正義感でつい手が出てしまう人もいるかもしれないのである。
よって、短気であれ、何であれ、表面的に現れた性質で全人格を判定する事はできない。
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\解説
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人の心は複雑です。表面的には善い人でも裏は違っていたり、人からは嫌われていても、付き合ってみたら善い人だった、ということもあります。
人間は簡単には決め付けられない面を持っていると思えます。 |
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