心は毎日勉強しています。ですが、それはすぐに忘れて行きます。心、それは単に人間の脳が生み出した心理なのでしょうか。そこで、心について考えてみました。
仮に、脳が消えてしまったとします。あるいは、機能しなくなったとします。すると、心は一体どうなるのでしょうか。
学者さん達は、意識が消えて何もなくなるとおっしゃると思えます。また、臨死体験を重視される人達は、心は確実に存在していたとおっしゃることでしょう。
そこで、師に、心について伺いました。
こんな回答が返って来ました。
「人の心は脳によって表現されている。そのため、心は脳がないと正しく機能しない。そういう意味では、脳が心とも言えよう。だが、心は、それだけではない。なぜなら、心には、表面の部分と、より深い部分があるからである。
深い部分は、肉の脳に頼っていない。それは別の機能によって表現されている。仮に人間が他界しても、それがあるから自己を表現できるのである。仮に、死後の世界があれば、人間は必ず、別の機能を必要とする。それでなければ、人間は地上時代の記憶をなくしてしまうことになる。」
師は更に、続けられました。
「人の心は簡単ではない。そこには深い神秘がある。
たとえば、人の脳にある種の刺激を与えると、人の心はある一定の動きをする。ということは、他の心理が、ある人の脳に、その種の刺激を与えるならば、その人の心理を操ることも可能になるのである。
それは、逆の言い方をすれば、心は、脳によって表されているが、その脳も、別の心によって操られることを意味している。そして、その別の心は、他の人の心であるとは限らない。霊魂や、その人の深い深い意識なのかもしれないのである。」
心は本当に複雑ですね。
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