天正時代に入ると武士の間に「三光天」信仰が爆発的に広がりを見せ始めた。三光天とは日、月、
星を顕し中央に明星天子(普光天子)が右側に月天子、左に日天子を従えています。経に曰く「日の
出に先だちて世間の闇を破る本誓あり」と三光天の信仰を説いている。
利家も当山に三光天を祀り前田家の武運長久を祈ったのである。
叉、利家が当山に参詣の折、腹痛をおこし、住職の日啓上人が大根煮を召し出しそれを食べた所回
復した。その由来を以って毎年2月の当山「厄除け星祭り」を一名「雹突厄封じ」と呼ばれ当日、多
くの信者がふろふき大根を食べて厄を落とします。(雹突とは大根の意味)
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前田家祈願佛三光天 |
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