マルシン製・UZI

ほぼ、1年ぶりの再登場。相変わらず気難しいですが迫力あります!

2003・8・23新動画追加


マルシン・UZI

 

(概要)

 全金属製SMG。重量級です。
 当初、発売されたときは紙火薬仕様のオープンディトネーター仕様で、マガジンの装弾数も17発(?)であったそうですが、その後、PFCカート仕様に改良され、その際に外観も多少修正されたそうです。
 また、PFC仕様モデルも最初はグリップフレーム部が鉄プレスでしたが、その後コストダウンのためかプラ製になったそうです。
 この点はあまり評判が良くないようで、プラ製のフレームの場合マガジンキャッチの辺りが破損しやすいということを聞いたことがあります。
 私が所有しているのは、PFCカート仕様で、グリップ部が鉄プレス製のものです。
 別名「カートクラッシャー」ともいわれる、なかなか手ごわいモデルです。

 

(調整)

 調整というものではありません。強いていうなれば留意事項です。

1 本体

(1)ボルト

 手ごわさの原因の第一に挙げられるのはボルトの重量です。とにかく重い!
 これが軽量化。たとえば、アルミ又はABSでできていれば、何の調整も必要でないと思います。
 カスタム作成(樹脂製)された軽量ボルト使用された方のお話によると、ベレッタ92SB用のカートを使用して絶好調だそうです。
 また、ドリル等で穴あけし軽量化する方法もあるようですが、この方法、設備と強度等の問題があり誰でもが気軽に出来るというものではありません。
 このボルトに関しては私はどうしようもなく、オリジナルのままです。

 

(2)リコイルスプリング
 リコイルスプリングも相当強いようです。結構カットして使用されている方がいらっしゃるようです。
 また、リコイルスプリングを少し弱めにカスタム(専門業者に依頼されたそうです。)された方によるとボルトはそのままで、オリジナルカートを使用して絶好調だそうです。
 私、相当悩みましたが、思い切って7巻ほどスプリングをカットしました。これで失敗したらジャンクです(ビクビク)。
 あと、ささやかなことですが、グリップセイフティのスプリングも強く、ちょっと気を抜くとすぐセイフティがかかってしまいます。ボルトのコックもグリップセイフティを握りこまないとできない機構になっており、厄介なので私はスプリングを弱いものに替えました。
 どうもこのモデル、全般的にスプリング類が強く、もしや設計された方は相当マッチョな方?ではなかったのかと勘繰ってしまいます。

 

2 カート

 このモデルは結構カートの対する融通性があるようです。
 オリジナルカートをはじめとして、同じPFC系列の92SB用、ハイパワー用、M39用、それにCP系列の9ミリルガーリアルカート、P220用カート。
 探せばまだあるかもしれません。私はカートなしのものを購入(中古)したものですから、最初ハイパワー用のカートを使用しました。
 本体は全くオリジナルの状態で、自作インテンスシートをセットして発火したところ実に見事にブローバックし感激しました。
 ところが・・・。
 何度か発火を繰り返しておりましたら、カートがケース部とリム部に千切れてしまいました。ガ〜ン。ほかの方にも同様な症状が発生したようです。M39用カートも同様です。
 おそらく、重量級のボルトとかなり強いスプリングのため、発火後の動き出しが遅く、発火ガスがカート内部に留まる時間が長いことから、カートが発火ガスの圧力に抗しきれずにそのような結果になるのではないかと思います。
 また、CPカートとて無事では済まされません。
 CPの場合はカートが膨らむ場合があるそうです。理由は同じ。
 悲惨だったのは9ミリリアルサイズCPカートでして、ジャムると薄いカートの先端部が重いボルトにつぶされ、ほぼ再起不能となりました。ギエ〜。それからは恐ろしくて、P220用カートでは試しておりません。
 なお、オリジナルカートと92SB用カートはリム部の長さ、つまりネジ部の長さが普通のPFCカートに比べ長く、その分丈夫になっているということですが…。
 このモデル、発火性能自体は良いのですが、何らかの手当をしないと発火するたびにカートを新調しなければならないようで恐怖です。

 

(発火)

 オリジナルカート10発を使用(やりくりして)しての発火。
 メインスプリングは7巻カット。カートには自作インテンスシートをセットしてあります。
 たった10発ではあっという間なので5回の発火シーンを1本につなげてあります。それぞれ、アングルを変えてありますので結構楽しめるのではないかなと自画自賛しております。
 実はオリジナルカートのほかに再起不能を覚悟でサイドファイアブローニングハイパワーカートを使用したのですが、やはり途中で2発、ケースとリムの結合部から分列破損いたしました。画像の中に、一瞬斜め上へ飛び去るカートらしきものが映っていますが、あれが泣き別れになったハイパワーカートのリムです(泣)。
 また、画像の中でも最終弾がジャムしているのが2回ありますが、ご愛嬌ということでご理解ください。
  ガスバイパスカバーとチャンバーとの間をゴムでシールしておりますので、銃口からのガス抜けは良好です。
 発火音もそれほどではありませんが、金属音の混ざった独特のもので結構リアルな感じがします。
 反動は強烈です!ご覧いただいてもお分かりになると思いますが、あの重いUZIがブルブルと震えています。腕だけでなく体全体が揺さぶられるような感じがします。
 この反動を味わったら、あの重い厄介な金属ボルトが反対にかわいくなってたまりません!
 カートを追加発注しフルマガジンで発火したくなりました。オリジナルカートならばある程度耐久性もあるようです。2、3回ボルトにはさまれた程度では何の悪影響もないようですね。CPだったら1発で凹んでしまいます(特に先端部)。

(総括)

 ボルトの軽量化、あるいはスプリングの調整ができれば、オリジナルカートを使用し絶好調モデルになる可能性を秘めたモデルです。でも、きっとジャムは付き物だと思いますけどね。
 連続ブローバックに成功したときの迫力は涙ものです。オリジナルの状態では意外と発射サイクルも早く、重量級のボルトの生み出すショックも強烈。そして、ガスバイパス通路にゴムでガスシールを施せば、バレルからはかなりの勢いでガスが噴出されます。PFCカートの場合は、丸くくりぬかれたキャップの小片がバレルから飛び出してくるほどです。病み付きになります。
 現在生産中止で、現状(14年4月)では再販の計画はないとのことで、今入手しようとすればオークションしかないかと思います。
 ただ、以前に比べ少々値も崩れてきたようですし、カートはMP40用と共用ですからMP40が再販となった現在ではカートの購入には不安はないと思います。出物があれば考えてもいいのではないのでしょうか。
 なお、発火目的なら間違って最初期の紙火薬使用を購入されないように。
 外観上、見分けるポイントはリアサイトのベース部がボディに少し被さっているもの、あるいは、エジェクションポートからのぞくボルト側面に細長いエキストラクターが見えるのが最初期物です。
 ほかにもありますが、この2点がわかりやすいです。
 また、最初にも述べましたが同じPFC仕様でもグリップパネルが鉄プレスのものが丈夫です。
 ご参考まで。


2002・8・31追加動画について

 

 久し振りの発火です。
 今回使用したカートはスズキ製ベレッタ92SB用サイドファイアPFCカート。
 サイズはマルシンのサイドファイアタイプの旧型ブローニングHP用カートと同じで、UZI用カートに比べほんの少し大きいのですが問題なく使用できます。
 HP用に比べ、ケース部とリム部を結合するネジ部がほんのちょっと長いのでその分丈夫とのことです。


 いつもどおり、リム部にはインテンスシートをセットします。カート内部にグリスを塗り、キャップは金色をセット。用意したカート数は15発。

 動画は、最初、ストックを伸ばしボルトをコックするところから始まります。
 都合80発ほど発火した内から、いつもどおり幾つかのシーンをつなげ1本に編集してありますが、斜め後方からと最後の動画が比較的調子よく連射に成功しているものです。
 後は、途中ジャムがあったりして少し短くなっています。
 少々残念だったのはクーラーの風のせいで、マズルからの発火ガスが吹き飛ばされたこと。夏場の注意事項ですね。

 このモデル、どうしてもジャムは付き物ですが、入手したての頃から比べると随分御しやすくなりました。前回報告したスプリングカットが効いているようです。

 なお、このカート、リム部が深く1ミリ厚のインテンスシートでは不足だったようです。
 最後の動画だけは日を改めて1.5ミリ厚のシートをセットしたものですが、それまでのものと比べてカートのエジェクトの勢いが違うのがお分かりになると思います。

 相変わらず迫力は満点です。このリコイルショックは癖になりますね。

 しかし、残念なことが起こりました。
 このモデルのボルトは2つのパーツで構成されているのですが、その内、エキストラクターがセットされている方のパーツが破損してしまいました(>_<)。
 ボルトフェイスの一部ともう一方のパーツに食い込む部分が破損したようです。確か「エキストラクターホルダー」とかいう名称だったような・・・。
 以前マルシン本社に確認したところパーツ在庫なしとのこと。
 困りました。加工屋さんに依頼しようにも、小さい割には結構複雑な形をしており、削り出し加工だと相当いい金額になりそうな予感が・・・。
 しかしこのままでは、置物になってしまいます。
 肩付けして発火すると、脳味噌を激しくシェイクされるような激しいあのリコイルがもう味わえないのも大変つらい。う〜ん、どうしよう。悩んでしまいます。


 
後日、プローブLXさんのお知り合いのカスタム屋さんから、破損パーツのカスタム製作のお申し出がありました。
 ありがたいお話で、ご好意(と申しましても、もちろん有償で)に甘えさせていただこうかと考えております。

 

2003.8.23

 久し振りのマルシンUZI。

 昨年のレポートの際、ボルトの一部のエキストラクターホルダーが破損しかけていたことを記載したように記憶しているが、後日それを「カスタム屋でござい」さんにカスタムを依頼した。

 出来上がったものはさすがに見事で、ボルト本体にぴったり。しかも、最初は気がつかなかったが、分解してみると当該パーツに、ちゃんと私のハンドルネームが刻んであった。憎いねぇ、やることが^^

 これで、安心にて発火できるようになったが、そこはマルシンUZI。一つや二つパーツが新しくなったといって、すぐ「良い子」になるわけはない^^;

 これまでの経験を踏まえ改めて不調というか連続発火が難しい原因を考えてみると、行き着く問題点は2点。まずは十分な後退量があるのか、もう一点は支障ない滑らかなエジェクトが得られているか。

 最初の一点目は、スズキ92SB用PFカートにシール用のOリングをセットすることにより、ほぼ克服したものと思う。

 二点目のエジェクトの問題は少し厄介。
 うまくカートがエジェクトされるには、ボルトが後退しエジェクターに当たるまで、カートがしっかりボルトフェイスに固定されている必要がある。
 しかしこのモデルの場合、エキストの爪の先端が細く、かつ、ボルトフェイスの面積が少し大きいため、カートの保持が弱い。
 専用のカートでもすぐフェイスからカートがこぼれてしまう。少し大きめの92SBでも同様なことがいえる。
 そこで、エキストを少し削り(爪でなくホルダーに隠れた部分)、移動幅を大きくし、しっかりカートをくわえるようにしてみた。
 あと、フレームのエジェクションポート前面にカートがぶつかった痕跡があったので、そこも削っておいた。
 その上で発火。

 ムービーは細かなカットの連続。
 前半はすべて92SBカート。後半にわずかM12S用CPカートを使用している。
 各々、せいぜい10発から15発ほどであるが、マズルからのガス抜けもかなりいい感じだし、発火音もなかなか迫力がある。
 ただ、SBカートは使い込むとカートのリムが膨らむのが欠点。ハンドガンクラスでは発生しないであろうが、重量級金属ボルトのこのモデルの場合、カートにかなり無理がかかるようでガス圧でリムが膨らんでしまうのである。ステンでも同様なことが起こる。PFカートの宿命か。
 そうなるとカートの性能も落ちてしまうし、何よりマガジンへの装填が困難となる。15発も装填すると、リムが膨らんでいるためカートの先端がお辞儀し、それ以上の装填を拒んでしまう。バナナマガジンが必要になりそうなくらい。
 また、M12S用CPカートではパワー不足気味。ちょっと意外に思うかもしれないが、SBカートの方がパワーがある。エジェクトの状況を見れば一目瞭然。
 おそらくはインナーストロークの差が原因かなと思っている。
 このような重量級ボルトにはパンチ力はあるがショートストロークのCPより、若干パンチ力は劣るものロングストロークのPFの方が有利なのかもしれない。
 車のエンジンで言えば、ショートストローク高回転型エンジンと、絶対馬力は低くとも低中域からトルクのあるロングストローク型エンジンの違いかな・・・。

 とにかく今では手に入りにくいモデル。ただ大事に保管するだけでなく、発火を楽しみながらも大切にしていきたいと思っている。

 あと、CPに転用する際には、オリジナルのディトでは発火ポイントが手前すぎるので、短くする必要がある。
 このモデルのディトの固定はちょっと特殊なので、ほかのモデルのディトを流用するのは難しい。ここはオリジナルを加工するか既成のネジで代用するのがいいだろう。
 私も
M12Sカートを使用する際のディトは、既製品のネジで代用している。


 最後に、92SBカートを融通いただきました、「スタボー」さんと「B4」さんありがとうございました。これでもうしばらく楽しむことが出来ます。
 また、「カスタム屋でござい」さん、素晴らしいパーツを感謝します。
 相変わらず気難しいですが、なんとか延命出来ました。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。


UZIムービーbP

UZIムービーbQ

UZIムービーbR

レポート&ムービー

トップページ