シドニーでの暮らし
8 アンザック・デー
 4月25日はアンザック・デーです。1901年イギリスから独立したオーストラリアは、当初はそれぞれの旧植民地の意識がまだ強く、オーストラリアとして1つにまとまっていませんでした。独立してまだ13年しか経っていない1914年に第1次世界大戦が勃発しました。オーストラリアは8月5日にドイツに宣戦布告をして連合国側に立ってドイツなどと戦いました。翌年1915年4月25日にANZAC軍(オーストラリアとニュ・ージー・ランド連合軍)がダーダネルス海峡の北にあるトルコが占領していたガリポリに上陸しました。この上陸の際に多くの犠牲者を出しましたが、この快挙を通してオーストラリアとして1つにまとまり、オーストラリア人としての意識が出来たといわれます。この記念すべき日を祝日としています。
 この日には下の写真のように第1次世界大戦だけでなく第2次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争などに参戦した軍人を祝福し、犠牲者の慰霊を行います。朝からシドニー市内を退役軍人を中心にパレードが行われ、テレビ中継が行われています。親日的といわれるオーストラリア人ですが第2次世界大戦で日本と戦い、犠牲者も出していますので、この日だけは日本人に対して厳しい目が向けられ、日本人は外へ出ない方が良いと言われていました。私は友人と恐る恐るシドニー中心部へ行ってパレードを見てみました。白人にとって敵であった日本人とそうでなかった韓国人・中国人の区別はつけられないので言われるほどのことはなかったです。でも日本人とハッキリ分かるようなことがあるとどうなるか分かりません。

パレード

パレード

マーチンプレイスの慰霊碑

パレード
マーチン・プレイスの慰霊碑
アンザック・デーの当日はこのように献花が多く、人が絶えません。

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