Geographic5 日本の輸入野菜とオーストラリア

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日本の主な野菜の輸入先

1位 2位 3位 4位
アスパラガス オーストラリア25% アメリカ合衆国 メキシコ
ネギ・リーキー 中  国94% オーストラリア ベルギー
ブロッコリー アメリカ合衆国90% 中  国 オーストラリア
タマネギ アメリカ合衆国59% ニュージーランド 中  国 オーストラリア
シイタケ 中  国99% チェコ カメルーン
カボチャ ニュージーランド65% メキシコ トンガ
ピーマン オランダ44% 韓国 ニュージーランド
トマト 韓国81% アメリカ合衆国 カナダ
総量 中  国 アメリカ合衆国 ニュージーランド メキシコ
35,445t 19,433t 16,428t 7,762t

オーストラリア野菜の日本への輸出量

野菜名 アスパラガス ニンジン・カブ タマネギ ネギ・ローリー ブロッコリー
輸出量 6,086t 4,305t 4,780t 259t 581t

 日本は食糧自給率の低い国として有名ですが、その中で数少ない自給できるものが野菜だった。しかし、この野菜も近年輸入品が急増している。1980年代に日本の端境期を狙って野菜が輸入されるようになり、1990年代に入ると中国、アメリカ合衆国などから急激に輸入されるようになってきた。1985年には生鮮野菜の輸入額が5億円から2000年には1018億円と約203倍に急増している。その結果野菜の食糧自給率も反比例するように低下し、1985年の95%から2000年には83%まで低下した。このように今日の日本の野菜にとって輸入野菜は無視できない存在になっている。国別の輸出量を見ていくと中国が35,445tと圧倒的に多く、次いでアメリカ合衆国、ニュージーランド、メキシコの順になっている。中国やアメリカ合衆国は色々な品種を輸出しているが3位のニュージーランドや4位のメキシコはその大部分がカボチャであることが大きな特色である。
 オーストラリアについて見てみると、オーストラリアは、輸出総量では6位となっている。品目で見るとアスパラガスが
6,086tと最も多く、次いでニンジン・カブ、タマネギ、ネギ・ローリー、ブロッコリーの順になってる。中国の35,445tと比べるとはるかに少ないがオーストラリアからも野菜が輸入されているのは以外であった。アスパラガスは国別に見てもオーストラリアは1位で輸入量の25%も占めている。シドニーで暮らしていても野菜畑をあまり目にすることもない。(これは野菜生産に適した土壌が少ないという理由がある。)どのあたりで野菜生産が行われているか調べてみたいところである。オーストラリアは農業国で世界的生産を誇っている品々も多いが、野菜の生産は少ない。野菜は他の農産物と比べて鮮度が求められることが多いので1,800万人という小さな市場しか対象に出来なかったため、生産が少なかった。しかし今後は冷蔵コンテナや空輸によって輸出することが可能になり、主に日本市場を対象とした野菜作りも拡大していくのではないだろうか。
 かつてはナイナーであまり知られていなかったオーストラリア産牛肉もかなりポピュラーな存在になり「オージ−ビーフ」として知られるようになった。野菜の輸入はまだ始まったばかりで量的にも少なく目にすることは少ないが今度スーパーマーケットへ行ったときにはオーストラリア産の野菜を探してみたいものである。私は個人的にはサクランボを輸出したらよいと思っている。アメリカ産サクランボは今日日本の食卓に上がりポピュラーな果物として定着している。しかし、オーストラリア産のサクランボは日本へ輸出されていない。NSW州の内陸部にヤングというサクランボの産地があるが広大な敷地で生産している。収穫が11月から12月と日本のサクランボの収穫期と全く違い輸出しても良いのではないかと思う。