Geographic4 生殖医療とオーストラリア

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世界の生殖医療の現状     

国・地域 精子提供
×
卵子提供 胚提供 代理母 体外受精 体外受精費用(円)
日本 注1 × × × 体外受精は× 53万9400
韓国
台湾 ×
オーストラリア
アメリカ合衆国 28万5200〜
カナダ × 37万5000〜
ドイツ × × × 23万8750
フランス ×
イギリス 15万〜
ノルウェー 注1 × × × × 体外受精は× 44万6250
エジプト × × × ×
サウジアラビア × × × ×

精子・卵子・胚提供◯は良い、×は不可または禁止、体外受精◯は法制化、△はガイドライン、×はなし。

オーストラリアの生殖医療年表

1984 人工授精法開始、代理母が出生児の引き渡しを拒否、裁判に。
1986 世界初、凍結卵子による体外受精で出産。
1987 死亡した夫婦の凍結受精卵に相続権なしの判決。
1996 冷凍保存の受精卵にも遺産相続件認める。

 オーストラリアは医学が進んだ国です。この生殖医療の面でも技術的にも法的にも世界の先進国であることは間違いありません。世界の生殖医療の現状を見ていくとそれぞれの国の倫理観などが現れています。イスラム諸国のエジプトやサウジアラビアは生殖医療に否定的です。ヨーロッパの国でも否定的な国も多い中でオーストラリアは、精子提供、卵子提供、胚提供、代理母、体外受精の全てが許される数少ない国です。早くから生殖医療に取り組んできたオーストラリアでは年表のように1980年代から生殖医療をめぐり様々な問題が生じてきましたが、それらの問題を解決しながら今日に至っていると行っても過言でないでしょう。日本では、ようやく代理母が行われ、それが社会問題になっていますがオーストラリアでは20年も前に経験していることです。技術的にも倫理的にも日本はオーストラリアから学ぶことも多いでしょう。