水波霊魂学

たましいの帰り道

霊魂の館
水波霊魂学早わかり

みずば霊魂学 早わかり

第十九章

          
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絶対に不可能なのですか?

絶対に不可能というわけではありません。

たまたま、依頼者の側にいつも付きまとっている霊魂がいて、その霊魂が情報を提供した場合、あるいは、住所、氏名を見て、子分のような霊魂が実際に見に行って来るという場合等には可能です。

ですが、簡単ではありません。霊魂は物質の目を持っていませんので、家の中がはっきりとは見えないのです。部分的に当たる可能性はありますが、正確な描写は無理なのです。霊魂は高級になるほど物質から離れていますので、この世の事は正確には分からないようです。

ですから、依頼者の周辺の事を細かく指摘する霊能力者は、何らかの手段で事前に情報を得ているか、あるいは、会話するうちに想像が付いて話しているという事です。少なくとも高級な霊能力者ではありません。

いずれにしましても、単なる覗き見のために高級霊魂が活動するということはありえない事です。そうした事ができると言う自称霊能力者は、他の人のプライバシーを全く頭に置いていないということですから、決して信用してはいけないのです。

プライバシーを覗き見されるということですか?

想像してみてください。

その霊能力者の使っている霊魂、またはその霊能力者の意識が、いつでも勝手にあなたの家の中を隅から隅まで覗いて行くということになるのです。

家庭の中で人に知られたくないような事まで、気軽に入って来て勝手に覗いて、それを公言するということです。

こうした事が許されると思いますか?

使っているのが霊魂なのでピンと来ないでしょうが、仮にそれが人間だったとしたらどうでしょう?

自在に使える探偵を一人雇って、いつでも窓の外から覗いているようなものです。

そうした倫理観のない自称霊能力者には決して騙されないようにしましょう。

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