たましいの帰り道
霊魂の館





          
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高級な霊魂というのは、人間の事は何でも分かるのですか?


そんな事はありません。むしろ、逆です。

なぜならば、人間の姿が見えにくいからです。霊魂の世界では、高級な霊魂方とそうでない霊魂方は住む世界が違っていて、違う世界の霊魂同士はお互いに姿が見えにくいのだそうです。どうも、霊魂としての成長が低い方々からは、霊魂として成長して高級と呼ばれている霊魂方が見えにくいのだそうです。その逆もしかりです。

つまり、これは霊的な身体の質に差があるという事なのです。霊的な身体の質が高級になると、高級ではない方からは眩しくて見えにくいのだそうです。

地上の人間の場合は肉体と幽体が重なっているために、どなたの幽体も伸び伸びと活動できていません。そんな状態であることと、霊魂同士でさえも身体の質に差があると見えにくいことがあるのですから、霊的に成長した霊魂方から地上の人間を見る事は非常に難しい事らしいのです。

では、守護霊という霊魂も私達の事を何でも知っているわけではないのですか?

もちろんです。

守護霊と呼ばれる霊魂が本当に高級な霊魂であれば、地上の人間の細かい事まではなかなか分かりません。

それでは、いても意味がないのでは?

そうですね、そろそろ守護霊という役割りはなくても良いのかもしれません。 ですが、守護霊と人間との間を繋いでくれる霊魂も存在しています。けれども、これは、誰にでもという事でもないようです。

守護霊は先祖の霊魂だと言う人もいますが?

それは守護霊という言葉の定義の問題です。  

先祖の霊魂が本当に側に来るという事もありえます。その場合、その霊魂を守護霊と呼ぶという定義にすれば守護霊になります。ですが、誰にでも先祖の霊魂が寄って来るというわけではありませんので、そうした定義は無理でしょう。


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