1丁目

6番地




 最近はいろいろなゲームがあります。昔のように双六やトランプではなく、映像を伴うテレビゲームが主流のようです。

 目が悪くならないのならば、どんなゲームをしていても良いのでしょうが、成長期にある子供達のためには、目に対する対策が施されたゲームを考案してもらいたい、と思うのは私だけではないと思います。

 ところで、子供達の好きなゲームの中には、いろいろなキャラクターが存在しています。中には、何でも飲み込んでしまうというキャラクターもいるようです。

 何でも飲み込んでしまうのであれば、ゲームそのものを飲み込んでしまって終了させてしまう、そんなキャラクターを作れば良いのに、私は思わず、そう思ってしまいました。

 どんなに面白いゲームもいつかは終わりになる。
 そうしないと、子供は永遠にゲームの世界から出られなくなってしまう。
 日常生活との区別を学ぶためには、いつも、現実に帰る瞬間を作らねばならない。

 と思うのでした。

 ある子供がこんな事を言ったそうです。

 「ゲームの中でなら何人でも人を殺せるから面白い」と。

 大人でも子供でも、日常の不満やうっぷん、激しいストレス、その他様々なものを仮想の世界で解消できればゲームも良いものなのでしょう。ですが、ゲームが現実から逃避する手段になってしまうと、今度はなかなか社会に出て行けなくなるのではないでしょうか。

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