(01.06.07)


 霊的な進歩は、心の努力だけではとてもできません。

 なぜなら、他のページにも書いておりますが、表面の心は、魂のほんの一部にすぎないからです。

 霊的な進歩のためには、技法が必要です。それは、もちろん、不老不死を目指す体系とは異なるものです。長生きすることも良いでしょうが、霊的生命体としての進歩のためには、別の技法が必要なのです。

 日本では、密教や古神道など、インドではヨーガが代表的です。

 ヨーガはインドという宗教的で時間が止まっているような風土で成長した技法です。そのためか、現代人のためには、かなりアレンジしないと用をなしません。また、霊魂を意識した体系ではないために、もしも意識の低い悪い霊魂が側に寄っていても、それを意識しないため、霊的な障害を起こす危険を伴います。

 そこで、日本の修行体系が注目されます。ですが、密教であれ古神道であれ、よほど優れた指導者に付かないことには、まず、きちんとした成果は上がりません。そういった意味では、正しい指導者の養成が、第一に必要のように思えます。

 私の場合は、古神道やその他の体系を取り入れ、かつ高級霊魂や意識の低い霊魂の存在を意識し、現代人のために独自に編成された修行体系を教わることができました。

 それは、霊的な身体、および、その心理を向上させ、魂としての人間を進歩させるという、日本が古代から守り続けてきた高度な修行法の新たな姿なのでした。


 本当に幸運だったと思います。

 世界中で新しい霊的な修行法を指導する師や団体が現れることを望みます。ですが、それが難しいのであれば、僣越ながら、私も霊的修行法の指導に全力を尽くしたいと思っています。