| みんなも使いまっし 金沢ことば |
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第7課 気ーつけて行きまっしや。【会 話】ふみこ:あけましておめでとう。初詣に白山さん行こうさ。 たかし:ほんな、ちょっこ待っとってま。 祖 母:雪降ってきたさけ、気ーつけていきまっしや。 たかし:せっかくやし、おみくじ引かんけ? ふみこ:ほーやね。ほんな、先に引きまっし。 たかし:なんや末吉かいや。やっきねーぞいや。 ふみこ:あ、大吉や。おみくじも引いたし、そろそろ帰ろうさ。 たかし:ただいま……。なんかすーすーするな。 祖 母:ひどそうやな。あんたかぜ風邪ひいたがでねーけ? たかし:新年早々、ほんとやっきねーぞいや。 【こ と ば】 ◆ 白山さん:「しらやまさん」と読む。白山市鶴来町にある白山比盗_社。 ◆ やっきねー:やる気がない。運が悪いことなどをなげく表現。 ◆ すーすーする:寒気がする。 ◆ ひどい:体の調子が悪い。 【共通語では】 ふみこ:あけましておめでとう。初詣に白山比盗_社に行こうよ。 たかし:それじゃあ、ちょっと待っていてよ。 祖 母:雪が降ってきたから、気をつけて行きなさいね。 たかし:せっかくだから、おみくじを引かないかい? ふみこ:そうだね。それじゃあ、先に引きなさいよ。 たかし:なんだ末吉かい。ついてないなあ。 ふみこ:あ、大吉だ。おみくじも引いたし、そろそろ帰ろうよ。 たかし:ただいま……。なんだか寒気がするなあ。 祖 母:つらそうだね。あなた風邪をひいたんじゃないか? たかし:新年早々、本当についてないなあ。 【表 現】 17.「〜まっし」―軽い命令・勧誘―(49) あんたもがんばりまっし。(あなたもがんばりなさいよ。)(50) お茶入れるさけ、よってきまっし。 (お茶入れるから、よっていきなさいよ。) 「〜まっし」は「〜まさる」(「〜なさる」の意味)ということばの命令の形で、もともとは「〜なさい」と相手に行動をうながす軽い命令の表現でしたが、最近では「〜しよう」という勧誘の意味でも使われるようになっています。「〜まっし」は動詞の種類によって、終止形に続く「書くまっし」のようなもの(五段動詞)と、「起き」「し」の形に続いて「起きまっし」「しまっし」のようになるもの(一段動詞、サ変動詞)がありましたが、五段動詞は、最近では「書きまっし」のような、連用形に続く言い方が多くなっています。 (51) このノートに書くまっし/書きまっし。(52) ごはんの前に宿題しまっし。 また「〜こっちゃ」という言い方もあります。 (53) もう遅いし、うちに泊まっていっこっちゃ。(54) 明日早いさけ、もう寝っこっちゃ。 18.「〜さ」―勧誘の表現―(55) 一緒に映画見に行こうさ。(一緒に映画を見に行こうよ。)(56) 明日、公園で遊ぼうさ。(明日、公園で遊ぼうよ。) 友だちなどに「〜しようよ」と言うとき、金沢では「〜さ」を使います。「食べる」「する」の「〜さ」の形は「食べようさ」「しようさ」です。「食べよっさ」「しよっさ」と言ったり、「食べよさ」「しよさ」と言うこともあります。 また、「〜しない?」と疑問の形で誘うとき、「〜け」を使います。 (57) 一緒に映画行かんけ?(58) 明日、公園で遊ばんけ? 【練習問題】 練習1 次の文を金沢のことばに変えてみましょう。 (1)今度の日曜日、一緒に映画を観に行こうよ。 →( ) (2)明日、みんなで遊ばない? →( ) (3)水ギョーザ作って食べようよ。 →( ) 練習2 次の文を金沢のことばに変えてみましょう。 (1)もう遅いし、寝なさいよ。 →( ) (2)気ぃつけて行きなさいね。 →( ) (3)何でも食べなさいね。 →( ) |
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