みんなも使いまっし 金沢ことば
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第2課 明日の集合、何時け?

【会 話】
たかし:明日の集合、何時け?
ゆうこ:7時半やって先生な、ゆーとったがいね。
たかし:よーく聞こえんかったがや。今からお菓子買いに行くげんけど、もうこーてしもたけ?
ゆうこ:なーん。ほな一緒にいこーさ。

たかし:おばちゃん、ちょっこおまけしてくれっけ?
おばちゃん:ほな、100円ね。あんたら明日遠足なが?
ゆうこ:ほうや。能登島水族館行ってくるうぇー。
おばちゃん:いいじー。ほんな、気ーつけて行って来まっし。

【こ と ば】
◆ 先生な:先生が(は)
◆ あんやと:ありがとう
◆ なーん:ううん(いいえ)

【共通語では】
たかし:明日の集合は何時なの?
ゆうこ:7時半だって先生が言ってたじゃないの。
たかし:よく聞こえなかったんだよ。今からお菓子を買いに行くんだけど、もう買ってしまったの?
ゆうこ:ううん。それじゃあ、一緒に行こうよ。

(駄菓子屋で)
たかし:おばちゃん、少しおまけしてくれる?
おばちゃん:それじゃ、100円ね。君たち明日遠足なの?
ゆうこ:そうだよ。能登島水族館行ってくるんだよ。
おばちゃん:いいねえ。それじゃあ、気をつけて行って来なさいよ。

【表 現】

4.「〜け」―疑問―

(8) あんたも卓球部なんけ?(あなたも卓球部なの?)
(9) すぐ来るがけ?(すぐ来るの?)

自分の分からないことや気になることを相手に聞くための文を疑問文といいます。金沢方言では疑問文のおしまいによく「け」がつきます。

金沢方言には他にもたくさんの疑問の言い方があります。

(10) 今、何時け/なん/なんけ/なが/ながけ?
(11) 昼、何食べるけ/ん/が/がん/んけ/がけ/がんけ?

また、最近見られる新しいものに「〜らん」という言い方があります。

(12) つよし、塾通っとらん?
(13) つよし、塾通っとるがん?

「〜らん」は「(る)+がん」が変化したものだと言われています。

5.「〜てくれっけ」―依頼―

(14) ちょっこし、待っとってくれっけ?(ちょっと待っていてくれる?)

相手に何かをお願いするとき、「〜てくれっけ」と言います。また、若い人はあまり使いませんが、「〜てたい」ということもあります。

(15) ちょっこし、待っとってたいま。

やや丁寧な言い方で共通語の「〜てください」に近いものとして「〜てくだんし」という言い方があります。

(16) ちょっこし、待っとってくだんし。

この言い方も最近ではほとんど聞くことができません。人によっては「〜てくたんし」と言ったり、「〜てふたんし」と言ったりするようです。

6.「いいけ」―許可要求―

(17) テレビの音、小さしてもいいけ?(テレビの音、小さくしてもいい?)

自分が何かをしようとして、相手にそれをしてもよいか聞くとき、金沢方言では「いいけ」と言います。

【練習問題】
練習1 次の文を例のように金沢のことばに変えてみましょう。
例:明日は給食なしなの? →明日、給食なし[ け/なん/なんけ ]?
(1)もう宿題済んだの?
→もう宿題済んだ[   ]?
(2)今、何してるの?
→今、何[   ]?
(3)妹は何歳なの?
→妹、何歳[   ]?

練習2 次の文を例のように金沢のことばに変えてみましょう。
例:ちょっと、ここにいてくれる?
   →(ちょっこし、ここにおってくれっけ?/おってたいま/おってくだんし)
(1)教科書見せてくれない?

(2)駅まで送ってくれない?

(3)ちょっと、待っていてくれる?


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