| みんなも使いまっし 金沢ことば |
| トップ > 目次 > 第1課 |
第1課 わたしバスケ部やよ。【会 話】たかし:つよし、中学行ったら何部入っけ? つよし:卓球部やよ。たかしも卓球部やろ? たかし:卓球部でねーよ、野球部や。ゆうこは何部や? つよし:バドミントン部やろ。前ゆーとったさけ。 たかし:ほーなんや。知らなんだ。 ゆうこ:ちごーって、わたしバスケ部やよ。 つよし:前、バドミントンやってゆーとったやろ? ゆうこ:気ー変わってんて。 【こ と ば】 ◆ 入っけ?:入るの? ◆ ほーなんや:そうなんだ。 ◆ ねんろ:なのだろう。 ◆ ちごー:ちがう。 【共通語では】 たかし:つよし、中学校に行ったら何部に入るの? つよし:卓球部だよ。たかしも卓球部だろう? たかし:卓球部ではないよ、野球部だ。ゆうこは何部だい? つよし:バドミントン部だろう。前に言っていたから。 たかし:そうなんだ。知らなかった。 ゆうこ:違うって、わたしはバスケ部だよ。 つよし:前にバドミントンだって言っていただろう? ゆうこ:気が変わったんだよ。 【表 現】 1.「〜や」―名詞述語の肯定―(1) あの子も卓球部や。(あの子も卓球部だ。)(2) あの先生は金沢出身や。(あの先生は金沢出身だ。) 共通語の「〜だ」にあたる言い方は、金沢ことばでは「〜や」となります。「〜や」だけでも使いますが、「〜やわ」「〜やぞいね」「〜やがいね」「〜やわいね」などいろいろ組み合わせて使います。若い人(特に女性)は「〜やよ」という言い方も使います。 2.「〜でない」―名詞述語の否定―(3) あの子、卓球部でないよ。(あの子、卓球部ではないよ。)(4) あの先生、金沢出身でねーわ。(あの先生、金沢出身ではないよ。) 共通語の「〜ではない」にあたる金沢ことばは「〜でない」です。「よ」「わ」とあわせて使うと、「〜でないよ」「〜でないわ」ですが、あいだをのばして「〜でねーよ」「〜でねーわ」という言い方もよくみられます。 若い人は「〜じゃない」「〜じゃねーよ」「〜じゃねーわ」という言い方をよく使います。 3.「〜やろ」―推量―(5) あの子もたぶん卓球部やろ。(あの子もたぶん卓球部だろう。)(6) あの先生、金沢出身やろー。(あの先生、金沢出身だろう。) はっきり分からないけれどもたぶんそうであるということを言うとき、金沢ことばでは「〜やろ」を使います。後ろをのばして「やろー」とも言います。 また、文末を上昇調のイントネーションで疑問の意味でもよく使います。 (7) あの先生、金沢出身やろ?【練習問題】 練習1 下の文を例のように金沢のことばに変えてみましょう。 例:あの子、テニス部 → あの子はテニス部や/やわ/やよ。 (1)田中さん、高校生 → (2)あたしの妹、2年生 → (3)森本先生、金沢出身 → ★「〜でないよ、〜でないわ、〜でねーよ、〜でねーわ」を使っても、練習してみましょう。 練習2 次の[ ]の中から選んで例文の[ ]をうめてみましょう。 [ やろ・や・でないよ ] (1)生徒A:森本さんは先生なんけ? 生徒B:ほや、先生[ ]。(そうだ、先生だ。) 生徒A:泉さんも先生なんけ? 生徒B:なーん、泉さんは先生[ ]。(ううん、泉さんは先生ではないよ。) (2)すぐ来る[ ]。(すぐ来るだろう) (3)あの女優、金沢出身[ ]?(あの女優、金沢出身だろう?) |
| トップ > 目次 > 第1課 |