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金沢ことば豆知識1 これって方言!?(1)方言には、それを話している人たちに方言だとあまり意識されないで使われているものがあります。 たとえば、「あたる」「りくつな」「ひどい」「かたい」「うまそな」「じゃまない」「きのどくな」「くどい」などは、共通語でも使われますが、金沢では共通語とは異なる意味でも使われているものです。 例を挙げてみましょう。 「終業式の日も、給食があたるげんて。」(あたる:もらえる)「(よくできた商品、仕組みなどに対して感心して)りくつなー。」(りくつな:よくできた、巧みな) 「(体がつらそうな相手を気遣って、言葉をかけるときなどに)ひどいやろー。」(ひどい:体がつらい) 「何でもよー分かって、かたい子や。」(かたい:聞き分けのよい、利口な) 「(相手の赤ちゃんに対して)うまそなー。」(うまそな:元気そうな) 「なーん、じゃまない。」(じゃまない:大丈夫、問題ない) 「(旅行のお土産をもらって)あらー、きのどくな」(きのどくな:ありがとう) 「この肉じゃが、ちょっこしくどい。」(くどい:塩辛い) これらは共通語と形が同じなので、共通語とは違った意味で使っていること、つまり方言だと気づかれにくいのです。北陸三県に共通に使われる「もらえる」の意味の「あたる」、感謝のことばの「きのどくな」、「塩辛い」の意味の「くどい」を除くと、ほかは石川県内に特有の意味をもつことばで、県外から金沢にやってきた人が聞くと、最初はびっくりするにちがいありません。 共通語と同じ形、あるいは似た形で意味が異なるものに、ほかにどんなものがあるか、探してみるのも面白いですね。 |
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