七尾城軍配



 松波畠山氏6代目、義親は七尾城で最後まで奮戦した畠山一族である。彼は落城前日、遊佐続光と

謙信が内応した事を知り、身の危険を感じ、数人の部下を連れて、七尾城を脱出した、その時、何時

も目をかけていた門衛の閂に、七尾城安置の「大黒天」と「軍配」「馬標」「槍」を持たせ護持を命

じた。義親は10日後の天正5年9月25日、討死。



軍配は長さ、45センチ、幅、21センチ、厚さ,約1センチ全体に黒漆が塗られているが一部分に

金箔が残っており、叉
片面に星座が刻されている。

 

軍配